赤ちゃんが抱っこできなくなる？お母さんに発症しやすい腱鞘炎とは？

赤ちゃんを抱っこする時に親指が痛い！痛すぎて赤ちゃんを抱き上げることができない！　

　　　　　　　　　　　　　

痛くて仕事に支障が出る！特にパソコン作業がつらい！　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

出産後の女性や親指の使い過ぎによっておきる「ドケルバン病（親指の腱鞘炎）」について紹介させて頂きます

 

ドケルバン病とは？

前腕から親指の外側に筋肉がついています、「短母指伸筋（たんぼししんきん）」と「長母指外転筋（ちょうぼしがいてんきん）」という親指を動かす筋肉があり、この２つの筋「腱」の周りには「腱鞘（けんしょう）」と呼ばれる腱を抑えているトンネルがあります。

親指の使い過ぎにより腱または腱鞘が炎症をおこしてしまいトンネルをスムーズに通れなくなります。

この時に親指の外側に痛みが出る症状の事を「ドケルバン病（腱鞘炎）」といいます。

主な症状としては、腫脹、圧痛、動作時痛、熱感などがあります

 

どういう人に多いの？

☑出産後の女性
☑パソコン作業等、手を使うお仕事をされている方
☑スポーツ活動で手を酷使する

等の方にドケルバン病は発症します

特に出産後はホルモンバランスが乱れて親指をそんなに使っていなくてもあかちゃんの抱っこなどで腱鞘炎を起こす方がとても多いです。

 

ドケルバン病のセルフチェック！

「フィンケルシュタインテスト」「アイヒホフテスト」といいドケルバン病なのかどうか自身で調べる方法があります

①手をパーの形に広げます
②親指を掌に曲げます
③その親指を他の4指で握ります
④親指が上を向くように手首を内側に捻ります
⑤その状態で小指側に手首を曲げます（尺屈）
この時、手首の親指側の痛みが増す場合は「ドケルバン病の可能性が高くなります」

 

治療方法

ドケルバン病の原因は使い過ぎによる炎症の痛みなので
「安静」が1番大切になります
ただ痛くても親指は使えてしまうのでドケルバン病は完治するまでに時間がかかってしまう症状です。
改善されない時は最終手段として手術を行い、腱鞘を切る事もありますがそうなる前に
ギプスで固定を行い1週間は不便ですが絶対安静にすることでほぼ完治します。

 

最後に

ドケルバン病はホルモンバランスの乱れや使い過ぎによって起きる腱、腱鞘の炎症の事をいいます。
安静にすることでよくなっていきますがコップを持ち上げる、携帯を触る、カギを占める、歯を磨く等日常生活で親指はよく使う為、治るまでに時間がかかる症状です。
炎症が強くなり痛くて赤ちゃんを抱っこできない！となってしまう前に専門院で早めに診てもらいましょう。