ランニングなど走る動作のスポーツ選手に多い症状、股関節の曲げ伸ばしをした時にポキッと音がする「弾発股」とは

今回は股関節を繰り返し曲げ伸ばしする動作で発生する弾発股という症状について紹介させて頂きます。

 

弾発股とは

股関節の繰り返し運動によって弾発現象をきたし、発生部位によって関節外型と関節内型に分けられてほとんど関節外型が多くみられます。
ランニングなどで股関節が繰り返し曲げ伸ばしされ股関節と太ももの骨(大腿骨大転子)をつなぐ筋肉(大腿筋膜張筋)が突出している大転子を乗り越えることで弾発現象がおきます。それは筋肉と骨が直接触れないようにクッションの役割をしている滑液包というゼリー状の袋が間に存在するのですが、繰り返しの摩擦により炎症がおきると筋肉や腱が腫れた滑液包を乗り越える事で発生します。
関節内型では関節唇の断裂・関節内遊離体などのさまざまな疾患が原因になる。

 

症状

ランニング時やしゃがみ込み動作時で弾発音(ポキッ・ゴリッ)
②股関節外側に違和感
③圧痛
④腸脛靭帯の肥厚を触知できる場合がある
弾発現象のみで痛みなどその他の症状がないものも多くみられます。

 

治療方法

①スポーツ活動を中止し安静にする。
②使いすぎて硬くなった筋肉は弾発股の原因となるため股関節周辺のストレッチを行う
③保存療法が無効な場合は観血療法が行われる。
*一般的には予後良好である。

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